解説

レイヤ2スイッチは、受信したフレームのレイヤ2ヘッダ中の宛先MACアドレス（DA: Destination Address）によって転送先を決定します。

DAがブロードキャストやマルチキャストアドレスの時はフラッディング、DAがユニキャストアドレスでそのアドレスがMACアドレステーブルで検索できた時には、そのMACアドレステーブルに記載されているポートにのみ転送します。

DAがユニキャストアドレスで、そのアドレスがMACアドレステーブルで検索できなかった時には、受信フレームはすべてのポートにフラッドします。

いずれにせよ、レイヤ2スイッチはレイヤ2フレームのヘッダを検査しますが、レイヤ3ヘッダの情報（IPアドレス）やレイヤ4ヘッダ（ポート番号）を、フレーム転送の判断基準に使用することはありません。