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一問一答

問題24IOSの機能

問題

ネットワークのパフォーマンスが遅い原因となっているアプリケーションを特定できるようにするためのCisco IOSの機能を次の選択肢の中から1つ選びなさい。

  • ① Netflow
  • ② WCCP
  • ③ SNMP
  • ④ IP SLA
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正解

① Netflow

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解説

Netflowは、Cisco IOSに組み込まれたトラフィックの監視機能です。Netflowでは解説の図の7つの値(キー)が同じ通信を「フロー」と呼び、フローごとの通信量を測定することができます。キーの中にTCPやUDPのポート番号が含まれているため、あるユーザが使用しているアプリケーションごとの通信量を把握できることになります。

ToS(Type of Service)はQoS(Quality of Service)で優先制御するときに使用するパラメータで、IPヘッダに含まれる値です。Netflow測定結果は、IOSのコマンドラインで確認することもできますし、Netflowに対応したアプリケーションを使用してグラフィカルに表示することも可能です。

SNMP(Simple Network Management Protocol)では、監視サーバからルータやスイッチにアクセスしてCPU使用率、インタフェースの状態、通信量(オクテット数・パケット数)などの様々な情報を取得したり(ポーリング)、ルータやスイッチのインタフェースの状態が変化した時などにルータやスイッチから監視サーバにその情報を通知したり(trap)することができます。

WCCP(Web Cache Communication Protocol)は、インターネットに向かうWEBトラフィックなどをCisco Cache Engine 550 などのキャッシュエンジンにリダイレクトするために使用されるプロトコルです。WCCPを使用することでインターネットへ向かうトラフィック量を減らすことができます。

IP SLAは、ネットワーク回線の実際の遅延などの測定や実際の到達性があるかの確認をするために、測定用パケット(プローブ)をアクティブに生成するための機能です。