トレノケート プレゼンツ
一問一答
問題44適切な設定コマンド
Ciscoルータではない接続先ルータとシリアル回線で接続設定する際、Ciscoルータに適切な設定コマンドを次の選択肢の中から1つ選びなさい。
- ① (config)#interface serial 0/0[](config-if)#ip address 172.16.1.1 255.255.255.252[](config-if)#encapsulation ppp[](config-if)#no shut[]
- ② (config)#interface serial 0/0[](config-if)#ip address 172.16.1.1 255.255.255.252[](config-if)#encapsulation frame-relay[](config-if)#no shut[]
- ③ (config)#interface serial 0/0[](config-if)#ip address 172.16.1.1 255.255.255.252[](config-if)#encapsulation ietf[](config-if)#no shut[]
- ④ (config)#interface serial 0/0[](config-if)#ip address 172.16.1.1 255.255.255.252[](config-if)#no shut
① (config)#interface serial 0/0[](config-if)#ip address 172.16.1.1 255.255.255.252[](config-if)#encapsulation ppp[](config-if)#no shut[]
異なるベンダの機器をシリアル回線で接続するときにはPPPを利用することが一般的です。PPPは専用線やISDNなど回線交換方式のWANでよく利用されるカプセル化プロトコルでRFC1661で標準化されています。カプセル化の指定を明示的に行わない場合、CiscoルータではデフォルトでHDLCが選択されます。HDLCはベンダごとに仕様が異なるため他ベンダの製品間では利用できません。またカプセル化プロトコルにフレームリレーを選択した際、フレームリレーのカプセル化タイプとしてietfとciscoがあります。Ciscoルータではciscoがデフォルトで選択されますが、cisco以外のベンダのルータとは互換性がありません。cisco以外のベンダとの接続にはencapsulation frame-relay ietfでietfを明示的に指定する必要があります。