ホーム > CCNA R&S 一問一答 > ルーティング(CCNA) > ルーティングトラブルの原因

トレノケート プレゼンツ
一問一答

問題46ルーティングトラブルの原因

問題

図のような構成で、R1とR2に表示されている設定を貼り付けたところ、ホストAからホストBへのpingが失敗しています。ホストAからR2のs0/0/0インタフェースへのpingは成功しています。このようなトラブルの原因として正しい説明を次の選択肢の中から1つ選びなさい。ただし、表示されているR1とR2の設定以外はデフォルトのままで構成されているとします。

  • ① ip subnet-zeroコマンドが両ルータに設定されていない
  • ② IPアドレスが重複して割当てられている
  • ③ R1-R2間を接続するシリアルケーブルに問題がある
  • ④ R1に、ネットワーク172.16.1.128/26あてのルートがない
  • ⑤ R2のシリアルインタフェースが正しく設定されていない
正解を見る
正解

④ R1に、ネットワーク172.16.1.128/26あてのルートがない

解説を表示する
解説

表示されているR1の設定を確認すると、ネットワーク172.16.1.128/26へのルートを登録するためのスタティックルートの設定やダイナミックルーティングの設定がされていないことが分かります。そのため、R1がネットワーク172.16.1.128/26あてのルートを保持していないことが原因であることが分かります。ホストAからR2のs0/0/0インタフェースへのpingは成功しているため、R1-R2間を接続するシリアルケーブルやシリアルインタフェースは正常に動作していると言えます。また各サブネットに割り当てられているアドレスには重複はありません。ゼロサブネット(サブネット部すべて0のサブネット)を使用する場合、ip subnet-zeroコマンドが必要ですが、今回ゼロサブネットは割り当てられていないため、今回のトラブルには関係ありません。