解説

スイッチドネットワークにおいて、スパニングツリープロトコルが
動作していれば冗長トポロジでも問題なく動作します。

しかしスパニングツリーが動作していない、
不適切に実装されたスイッチドネットワークにおいては、
レイヤ2ループが起こるため次の現象が発生します。

・ブロードキャストストーム：宛先がブロードキャストのフレームを
スイッチは無限にフラッディングし、ループします。

・フレームの重複伝送：ユニキャストフレームの複数コピーが
宛先ステーションに伝送される場合があります。
MACアドレステーブルが完成していない状態でユニキャストが送信された場合、
適切なポートからだけでなく、迂回（ループ）する不適切なポートを
経由したユニキャストフレームが同じ宛先に伝送されることで起こります。

・MACデータベースの不安定性：同じフレームのコピーがスイッチの
別のポートで受信されることによって、
MACアドレステーブルの内容が不安定になります。