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一問一答
問題35ハブをレイヤ2スイッチに置き換えた場合の変化
問題
図にあるハブをひとつのVLANのみで構成されたレイヤ2スイッチに置き換えた場合の変化を正しく示している説明を、次の選択肢の中から2つ選びなさい。

- ① ブロードキャストドメインの数は増加する
- ② コリジョンドメインの数は減少する
- ③ ブロードキャストドメインの数は減少する
- ④ ブロードキャストドメインの数は変わらない
- ⑤ コリジョンドメインの数は増加する
- ⑥ コリジョンドメインの数は変わらない
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正解
④ ブロードキャストドメインの数は変わらない
⑤ コリジョンドメインの数は増加する
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解説
ハブで接続された場合、接続された範囲全体は半二重で動作します。このため、コリジョンドメインは1つです。レイヤ2スイッチで接続された場合は各ケーブルの通信モードが全二重となり、送信と受信を同時並行に行うことができます。このため、コリジョンドメイン数は各ケーブル(実質送信線と受信線も動作が分離される)の数と等しくなりますので、ハブの1つと比較して増加する、と言えます。なお、ハブは受信した信号をすべてのケーブルに伝達します。
また、レイヤ2スイッチはブロードキャストフレームをフラッド(受信ポート以外のすべてのポートに転送する)します。このため、ブロードキャストフレームが送信された場合には、ハブで接続していても、レイヤ2スイッチで接続していても全体に送信されることになります。よって、ブロードキャストドメイン(ブロードキャストフレームが伝送される範囲)の数は、ハブをレイヤ2スイッチに交換しても1つのまま変化しません。