トレノケート プレゼンツ
一問一答
問題36データ送信するタイミング
問題
EthernetのCSMA/CDにおいて、データ送信するタイミングとして正しいものを、次の選択肢の中から2つ選びなさい。
- ① Tokenを受信した時
- ② キャリアを検知した時
- ③ 他の機器がデータ送信していない事を検出した時
- ④ スイッチがホストへ通信を許可した時
- ⑤ 通信媒体がアイドル状態である時
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正解
③ 他の機器がデータ送信していない事を検出した時
⑤ 通信媒体がアイドル状態である時
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解説
Ethernetの半二重通信における動作制御であるCSMA/CDにおいて、データ送信を行なって良いタイミングは、「ケーブルがアイドル(キャリアを検知していない)状態である事」です。なお、複数台の機器がケーブルの空きを同時に検出する事もあり、その場合にはその複数台の機器がデータ送信を開始してしまい衝突(コリジョン)が発生します。コリジョンを検知した場合、各ホストは一旦データ送信を中止し、バックオフ時間待った後、再度データ送信を試みます。
このため、正しい選択肢は「通信媒体がアイドル状態である時」と「他の機器がデータ送信していない事を検出した時」となります。EthernetではTokenは存在しません。キャリアを検知した場合にはデータ送信をせず、他者のデータ送信完了を待ちます。またスイッチがホストへ通信を許可することはありません。