解説

図において、まずクライアントコンピュータが接続された
ハブのセグメントに接続しているスイッチは、
Switch C と Switch D のみですので、
解答もこの2台のいずれかのスイッチとなります。

ルートブリッジはプライオリティの一番小さい数字のスイッチである Switch A です。
Switch C と Switch D は、ルートブリッジである Switch A までのパスコストは同じです。
このため、共有のセグメントにおいてどちらのスイッチが指定ポートの役割を担うかは、
第二番目の優先順位であるお互いのブリッジIDで決定されます。

ブリッジIDは上位桁がプライオリティ、下位桁がMACアドレスです。
両方のスイッチのプライオリティ値は同じですので、
MACアドレスの数値が小さい Switch C が指定ポートの役割を実行し、
Switch Dのハブに接続したポートはブロックされます。

全体のスパニングツリーは図をご覧ください。

このDPが決定されるまでの優先順位の比較は、
ルートポート決定の優先順位比較と同じく次のようになります。

1.ルートブリッジへのパスコストの累計

2.ブリッジID

3.ポートID