シュナイダー
Smart-UPS Ultra
リチウムイオンバッテリー搭載、小型、軽量、最長10年のサポートのUPS
APC Smart-UPS Ultra
APC Smart-UPS Ultraは、エッジ、オンプレミス環境に適した、サーバーのデータ保護とネットワークの可用性を確保する、200V対応のUPSです。長寿命リチウムイオンバッテリー(期待寿命10年)と新世代パワー半導体を採用し、鉛バッテリーを採用した従来モデルと比較し、サイズと重量を大幅に削減しました。オプション品の外部バッテリーパック接続(最大10台まで)によるバックアップ時間の延長も可能、また、ステップダウントランスフォーマーの利用により100V出力にも対応と利用環境の選択肢を提供し、より小型・軽量ながら、信頼性の高い電源保護を可能にします。無償保証5年、最長10年の延長保証(有償)の提供も可能で、安心のITインフラ構築を実現します。
主な特長
クラス最小・最軽量UPS
クラス最小・最軽量 ※1のUPSが大きな特長です。次世代パワー半導体とリチウムイオンバッテリーの採用により、設置スペースと重量を大幅に削減することができます。本シリーズは、シュナイダー社鉛バッテリー製品APC Smart-UPS SRTシリーズと比較した場合、例えば 5000VAのモデルでは、ラックユニットの設置スペースは3Uから2Uに削減、重量も57kgから30kgと47%削減しています。このことにより、従来の鉛バッテリー製品を搭載できなかった場所への設置が可能となり、より高密度に複数機器を設置することが可能となります。
※1 シュナイダーエレクトリック調べ
無償5年保証と最長10年の延長保証
業界最長の無償保証5年と最長10年の延長保証※2を提供可能です。これにより、管理が十分できない環境においても、長期間の安心を提供いたします。標準製品保証は従来の2年から5年に延長し、より安心してご利用いただけるように長期化しました。これにより、お客さまは長期間にわたって、煩わしいメンテナンスから解放され、万が一の電源障害においても大切なインフラを守ります。
※2 延長保証は有償サービスです
バッテリー期待寿命10年
長寿命のリチウムイオンバッテリーを採用することにより、最大10年※3のバッテリー期待寿命を提供します。(従来比2倍)これにより、万が一の電源障害におけるバッテリー切れのリスクを大幅に削減します。
※3 バッテリー期待寿命は保証値ではありません
バッテリー運転時間の拡大
外部バッテリーパックを最大10台まで接続することで長時間のバッテリー運転が必要な環境においても対応することができます。
接続するシステムの用途と重要性に応じて柔軟な構成を組むことができます。
200V/100V出力への対応
UPS本体は200V対応ですが、オプションのステップダウントランスフォーマー(型番:SRTL5KTFJ)をご利用いただくことで、100V出力にも対応します。
クラウド監視サービス“EcoSturuxre IT”対応
本製品はクラウド監視サービスEcoStruxure ITにも対応しているため、遠隔からUPSの稼働状態を監視でき、重要度の高いアラートはプッシュ通知させることもできます。
Smart-UPS Ultraセグメント&アプリケーション
企業内サーバールーム、エッジ
課題
- 新システム、サーバー統廃合、拠点統廃合、移転などによる管理対象の頻繁な変化
- 大小の複数拠点対応
- 管理者の現地不在と管理者不足
- ITスペースの縮小と床荷重問題
- システムダウンによる業務停止、顧客サービスダウン
研究・教育機関
課題
- 研究用途により大きく異なるシステム負荷
- 複数拠点の運用管理
- 限られたITスペースと床荷重の制限
- 長期間のメンテナンス対応
医療情報システム
課題
- 複数システム混在による管理の複雑性
- システムトラブルによる患者サービス低下
- 電源トラブル時の長時間サポート
- システムのライフサイクル長期化
物流システム
課題
- 取扱量の増大・変化への対応
- 無人・省人化とIT, IoTへの対応
- ネットワークダウンによる作業の停止または低下
- 広大なエリア、複数拠点の運用管理
仕様
APC Smart-UPS Ultra 製品仕様
製品名 | APC Smart-UPS Ultra On-Line Lithium ion, 5KVA/4.6KW, 2U Rack/Tower, 200V | APC Smart-UPS Ultra On-Line Lithium ion, 8KVA/8KW, 4U Rack/Tower, 200V | APC Smart-UPS Ultra On-Line Lithium ion, 10KVA/10KW, 4U Rack/Tower, 200V |
---|---|---|---|
製品型番 | SRTL5KRM2UJ | SRTL8KRM4UJ | SRTL10KRM4UJ |
全般 | |||
運転方式 | 常時インバーター・力率補正を伴うダブルコンバーション方式 | ||
無償保証期間 | 5年間 | ||
保守サービス | 最大10年間 | ||
入力 | |||
定格入力電圧 | AC200V 単相2線 | ||
入力電圧許容範囲 | AC187~275V | AC175~275V | |
入力周波数許容範囲 | 40 - 70Hz | ||
定格入力周波数 | 50 / 60Hz(自動検出) | ||
推奨外部入力ブレーカー定格 | 30A | 70A | |
入力プラグ形状(標準入力プラグ) | NEMA L6-30P | ハードワイヤ入力※1 | |
変更可能入力プラグ形状 | ハードワイヤ入力 (入力プラグを切断して接続可能) |
- | |
標準入力時 最大入力電流(A) | 24 | 50 | 61 |
入力ハードワイヤーサイズ(mm2) | 入力ハードワイヤサイズ:AWG10(5.5mm2相当) | 入力ハードワイヤサイズ : 22mm2 3芯 | |
入力ケーブル長(mm) | 約3000 | - | |
入力力率 | 0.94以上(50%以上の負荷) | ||
出力 | |||
出力コンセント形状 | NEMA L6-20R × 2個 NEMA L6-30R × 2個 | NEMA L6-20R × 2個 NEMA L6-30R × 2個、ハードワイヤ出力 ※1 | |
スイッチ出力コンセントグループ数 | なし | グループ1 : NEMA L6-20R × 2、グループ2 : NEMA L6-30R × 2 | |
出力ハードワイヤーサイズ(mm2) | - | 出力ハードワイヤサイズ : 2mm2 3芯 | |
標準入力時 最大出力容量(VA/W) | 5000VA / 4600W | 8000VA / 8000W | 10000VA / 10000W |
定格出力電圧 | AC200V単相(オプションのステップダウントランスフォーマーを使用することにより100V出力も可能) | ||
出力周波数 | 50 / 60±3Hz(初期設定)、50 / 60±0.1Hz(設定可能) | ||
最大負荷時効率 | 95%(オンライン運転時)、98%(グリーンモード時)(100%負荷時)※2 | ||
停電切り替え時間(ms) | 無瞬断(オンライン運転時)<10(通常、グリーンモード時) | ||
バイパス種類 | 自動およびマニュアル | ||
バイパス切り替え時間(ms) | 最大10(通常) | ||
ランタイム時間(100%負荷) | 5分※3 | ||
バッテリー | |||
バッテリータイプ | リチウムイオン(NMC) | ||
バッテリーモジュール数 | 1個 | 2個 | |
交換用バッテリーキット型番 | SRYLBM | SRYLBM × 2 | |
推奨バッテリー交換時期 (放電の回数と周囲温度により変わる)※4 |
9.5~10年@0~25℃ 6.5~7年@30℃ 4.5~5年@35℃ 3~3.5年@40℃ | ||
バッテリー運転時間の延長 | SRTL180RM2UBPJ※5 | ||
寸法・質量 | |||
外形寸法 高さ×幅×奥行き(mm) | 86 × 432 × 795 | 175 × 432 × 832 | |
梱包寸法 高さ×幅×奥行き(mm) | 392 × 585 × 984 | 630 × 650 × 1000 | |
設置形態 | タワー(ペデスタル同梱)/ ラック(レールキット同梱)※6 | タワー(ペデスタル同梱)/ ラック(レールキット同梱)※7 | |
ラックマウント搭載時 (EIA 規格19インチラック) |
2U | 4U | |
正味質量(kg)※8 | 約30 | 約55 | |
梱包質量(kg) | 約39 | 約89 |
- ハードワイヤー接続用の電源ケーブルはお客さまにてご用意ください。また不測の事態を避けるため、ハードワイヤー接続は有資格者(電気工事士)にご依頼ください。
- グリーンモードは初期設定ではDisableになっています。Enableにした場合は商用電源供給となり、停電発生時には10ms以下の切替時間が発生します。
- ランタイム時間は保証値ではありません。
- 交換時目安は保証値ではありません。要バッテリー交換LED点灯の有無に関わらず、上記期間を経過した場合、バッテリーを定期交換することを推奨します。
- 最大10台まで外部バッテリーパックを増設することが可能です。
- ラック設置の場合、ラックの奥行き(レール取り付け部)が655mm~910mmであることが必要です。
- ラック設置の場合、ラックの奥行き(レール取り付け部)が700mm~910mmであることが必要です。
- UPSおよび外部バッテリーは、その重量に十分耐えられる場所に設置してください。また、ラック搭載時はできるだけラックの下段に取り付けるようにしてください。
APC Smart-UPS Ultra アクセサリー対応表
Smart-UPS Ultra 5kVA | Smart-UPS Ultra 8kVA | Smart-UPS Ultra 10kVA | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
UPS本体 | SRTL5KRM2UJ | SRTL8KRM4UJ | SRTL10KRM4UJ | ||||
交換用バッテリーモジュール | SRYLBM ※1 | SRYLBM ※2 | |||||
外部バッテリーパック | SRTL180RM2UBPJ ※3 | ||||||
外部バッテリーパック延長ケーブル | SRTL006 ※4 | SRTL016 ※4 | |||||
サービスバイパスパネル | SBP5000RMT2U | SBP10KRMT4U | |||||
ステップダウントランスフォーマー | SRTL5KTFJ ※5 | ||||||
ドライコンタクトI/O | AP9810 | ||||||
背面パネル | ー | SRTL012(L6-30x2, L6-30x2) | |||||
Network Management Card | Network Management Card 3 | ー | AP9640J ※6 | ||||
Network Management Card 3 EM |
ー | AP9641J ※6 | |||||
環境センサー※7 | 温度センサー | AP9335T | |||||
温湿度センサー | AP9335TH | ||||||
PowerChute Network Shutdown | 〇 |
- SRTL5KRM2UJはバッテリーモジュールが1つ実装
- SRTL8KRM4UJ、SRTL10KRM4UJはバッテリーモジュールが2つ実装
- 最大10台まで接続可能、バッテリーモジュール(SRYLBM)が2つ実装
- ケーブル長 - 約4.5m
- ラックレールキットは別売り(SRTRK2)です。ラック設置の場合、ラックの奥行き(レール取り付け部)が655mm~910mmであることが必要です。
(※5-1)SRTL8KRM4UJは、SRTL5KTFJを2台用意することにより最大出力容量8000Wを得ることができます。
なお、背面パネル(SRTL012)の別途ご購入およびUPSへの搭載が必要です。標準出力コンセントの場合、SRT5KTFJの接続は1台のみ可能です。
(※ 5-2)SRTL10KRM4UJは、SRTL5KTFJを2台用意することにより最大出力容量9200Wを得ることができます。
なお、背面パネル(SRTL012)の別途ご購入およびUPSへの搭載が必要です。標準出力コンセントの場合、SRT5KTFJの接続は1台のみ可能です。 - SRTL5KRM2UJ、SRTL8KRM4UJ、SRTL10KRM4UJにはAP9641J相当の機能が実装、sucan fwにファームウエアアップデートが必要になります。
- SRTL5KRM2UJ、SRTL8KRM4UJ、SRTL10KRM4UJには温度センサー(AP9335T)が同梱
火災予防条例について
無停電電源装置などを設置することにより、バッテリー容量の合計が10kWh以上となるときは、消防署への設置届および専用不燃区画に設置する必要があります。一方で、本UPSに使用しているバッテリーは、消防庁長官が定める出火防止措置が講じられたもの(令和5年消防庁告示第7号告示第2)に合致するため、20kWhまでは規制対象外となります。本UPSにおいては、バッテリーモジュールが23台以上の場合、20kWhを超過しますが、外部バッテリーパックを上限の10台設置しても規制対象外となります。
カタログダウンロード
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資料名:Smart-UPS Ultra
Smart-UPS Ultra製品カタログ
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資料名:小型UPS/Rack/PDU総合カタログ
小型UPSを始め、ITインフラ構築に必要なラック・アクセサリー・PDUも掲載した総合カタログ
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資料名:IT機器の安定・運用管理ソリューション
IT管理における課題解決に求められる安定運用・管理を手助けする「Smart-UPS Ultra」のご提案資料
よくあるご質問
- バッテリー交換後の使用済みバッテリー発送方法
APC製UPSにおいて「交換用バッテリーキット」をご購入いただき内部バッテリーを交換した後にご不要となった使用済みのバッテリーは送料元払い(お客さまご負担)でシュナイダーに発送してください。送付先や、送付方法の詳細は以下URLを参照ください。
メーカーサイトで確認する- APCブランド UPSが不要になった際の処分方法
新たにAPCブランドのUPSを購入頂き、お引き取りの条件を満たす場合は、利用を終えたUPSについて、Trade-UPS にお申し込みいただくことで、UPS本体ごとの引き取りを承っております。詳細な条件や対象製品、お申し込み方法につきましては、以下ページをご参照ください。
UPS買い替えプログラム Trade-UPS- バッテリーの定期交換について
- バッテリーは定期的に交換してください。
- バッテリーは寿命を過ぎると、容器の劣化により液漏れすることがあります。漏れ液には有機溶媒が含まれているため、発煙、火災のおそれがあります。また皮膚に付着したり目に入った場合、火傷や失明することも考えられます。
- 万一、皮膚に付着したり目に入った場合は、すぐに流水で洗浄して、医師に相談してください。
- 本装置はバッテリーを使用しています。本製品のバッテリーを火の中に入れないでください。有毒ガスの発生や爆発、破裂したりする危険性があります。
- バッテリーが液漏れを起こした場合は火気を近づけないでください。
- 可燃性ガスがある場所でバッテリー交換をしないでください。バッテリーを接続する際、火花が飛び、爆発・火災の原因になる恐れがあります。
- バッテリーを金属物でショートさせないでください。火傷をしたり、火災を引き起こす事があります。また、使用済みバッテリーでも内部に電気エネルギーが残っています。
製品選定時に便利なツール・情報
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UPS選定ツール
最適なシュナイダーUPSを選定できるツール
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PowerChuteシリーズ 各種マニュアル
UPSを安全にシャットダウンする監視ソフトウエアに関するマニュアルダウンロード
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電源管理ソフトウエア PowerChuteのOS 対応表
PowerChuteシリーズ各バージョンの対応OS表のリスト
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